中学生のヘアアイロンに、「何度が正解」という公式の数字はありません。何℃なら絶対安全、とも言えません。
娘のおしゃれは、できるだけ楽しませたいと思っています。ただヘアアイロンは熱を使う道具なので、温度だけは親も見る、という距離感です。ネットの年齢別の表を正解にするより、手元の説明書を読んで、低めから試す。形がつかないときだけ、少し上げるかどうかを決める。家では、その考え方で足りることが多いです。
年齢別の正解℃は、公式にはない
検索すると、未就学、小学生、中学生で温度を分けた解説が出てきます。親としては分かりやすい表です。でも、メーカーの取扱説明書や、今回確認できた花王の髪の知識は、年齢ではなく、熱の高さや当て方、髪の状態で書いてあります。中学生専用の℃は、見当たらないので使いません。
同じ中学生でも、前髪だけ整えるのか、クセの強さや傷み方は家ごとに違います。表の数字を守ったつもりでも、同じ場所に長く当てれば負担は増えます。逆に、表より低くても、説明書に書いてある使ってはいけない使い方を無視すれば、別の話になります。
メーカーのサイトにも、前髪や髪質ごとの目安℃はあります。スタイリングや髪質の話であり、中学生向けの公的基準ではありません。数字もメーカーごとに少しずつ違うので、目安として読むのはよいですが、家の正解にはしません。
家では、説明書を見て低めから試す
「何度なら傷まないか」を先に探すと、答えが出ないまま高くしがちです。私は、機種のいちばん低い数字を公式の共通ルールだとは思っていません。機種によって出せる温度は違います。だから先に説明書を開き、使ってはいけない状態と、今の設定がどこにあるかを見る。そのうえで、慣れないうちは低めから試す。それが、家での決め方です。
花王は、アイロンの熱で毛髪内部に空洞が増えたり、弾力が落ちたりすることがある、と説明しています。傷みを抑えるには、少なくとも160℃以下にして、強く挟んでこすったり引っ張ったりせず、短時間で使う、とも書いています。中学生は160℃、という意味ではありません。年齢別の正解でもなく、熱との付き合い方です。160℃以下なら安全、とも言いません。
Panasonicは、はじめて使う人は低い温度から始めるのが理想で、180℃での長時間の使用は控えることが望ましい、としています。テスコムも、慣れないうちは低めから、前髪は低めのほうがやけどしにくい、と案内しています。家で低めから試す判断は、このあたりを根拠にしています。
SALONIAのストレートアイロンの取扱説明書には、180℃以上では髪質によって焦げたり煙が出たりすることがあり、その場合は温度を下げる、とあります。過度に濡れた髪には使わない、同じ箇所に長く当て続けない、といった注意もあります。温度を下げても、濡れた髪への使用や、熱い本体の置き方は別の話です。幅の選び方はこの記事では扱いません。新しい1本を急ぐ話にもしません。
まだ上げなくてよいとき
当て方や毛束の量がまだ安定していないのに温度だけ上げる、形を出すために同じ場所を何度も通す、前髪など顔に近いところを高い温度で先に触る。そういうときは、上げる前に止めてよいと思っています。毎日、全体を高温で整える流れになりそうなときも、温度より先に「必要なときだけ」に戻せないかを見ます。
テスコムは、前髪を高温で整えるとやけどの可能性もある、と書いています。前髪から高い温度、は家では後回しにします。
使い方自体がまだ見えていないなら、何度にするかより先に、使う場面を小さくしたほうが早いこともあります。温度の話の範囲では、そこまでです。
今夜決めること
今夜決めるのは、正解の℃ではありません。説明書を確認したうえで、低めのまま必要なところだけ短く使うか。それでは形がつかないので、説明書の範囲で少しだけ上げて様子を見るか。使い方がまだ不安なら、温度の前に使う場面を小さくするか、まだ使わないか。
何℃なら絶対安全、という線は引けません。上げるかどうかは、年齢表より、今の機種の説明書と、今の使い方で決めます。
